AQUAVIT(ジャガイモの蒸留酒)
先日デンマークのお酒を初めて飲んでみたのですが、その味の美味しいこと!
よく行く六本木の北欧料理店でせっかくだからと食前酒としてアクアヴィットをお願いし、ニシンの酢漬けと一緒にいただきました。
スウェーデンのアクアヴィットが品切れということで持って来ていただいたはこの二つ。
透明な色をしたデンマークのAalborg Taffel (オールボー・タッフェル)とウィスキー色をしたノルウェーのLinie(リニア)。どちらが初心者には飲みやすいかを伺ったところ、アルコール度数42度のAalborg Taffel (オールボー・タッフェル)を勧められました。
小さなグラスで冷やさずに飲んでみると、キリットした辛口ながらもまろやかで、前菜のシーフードとよく合い食が進みます。口にした瞬間に広がる味は複雑で、トルコのお酒Raki(ラク)をもう少しさっぱりと柔らかくさせ、深みはあるけれど飲みやすい... 表現するのが難しいところですが、個人的には好きな味です。一緒にいた友人は一口すすってその強さにギブアップしてしまいましたが、強めのお酒をストレートで飲むのが好きな人にはお薦めです。
このAalborg Taffel (オールボー・タッフェル)はジャガイモの蒸留酒で、キャラウェイの種子で香り付けされているとのこと。ラベルに王冠のマークが入っているところを見ると、デンマーク王室御用達のようです。
白ワインよりもシーフードに合うのではないかと思わせる、食前酒にぴったりのアクアヴィット。
さっそく買いに行こうと思っている、実に美味しい蒸留酒です。
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スウェーデンの友人に聞いたところアクアヴィットはクリスマスやイースターのお祝いや真夏によく飲まれるお酒だそうです。飲みすぎると危険なお酒とのこと。テキーラと同じですね。
ちなみにデンマーク、スウェーデン語ではakvavit という綴りになるそう。
Kiehl's のリップバーム
私が愛用しているのはKiehl'sのリップバーム。 一度気に入ったら狭く深く愛するタイプなのかも、と思わざる終えない愛用歴は、なんと12年。その間何度か浮気はしましたが、結局このリップバームに収まっています。昨年2月に日本上陸するまでは海外でまとめ買いをしていたのですが、今ではいつでも好きな時に購入できるので一安心。
この蜂蜜色のリップバームをたっぷりと載せ丁寧にしみこませるだけで、ふっくらとした血色のよい唇を確実に保つことが出来ます。天然ハーブをたっぷり配合し、植物など自然の成分を使用しているので、徐々に唇に馴染んでいく感覚が何とも心地がいいのです。
Kiehl's’ (キールズ)は1851年にマンハッタンの薬局からスタートした自然派コスメの老舗。
可能な限り自然の植物、純粋な天然物を採用し、保存料は最小限にとどめ肌が持つ本来の力を最大限生かしていこうというのがコンセプト。
クオリティにこだわり、ボトルのデザインは出来るだけシンプルに。少なくとも私の愛用歴12年間のうち一度も変わらないシンプルなデザインはとってもクールで、その素朴さゆえに化粧品というよりは医薬品として捉えてしまう、そんな感覚でしょうか。
ちなみに...保存料は最小限に抑えているので、使用期限が3ヶ月だとか。
スウェーデンにおける結婚と同棲
男女平等主義指数のランキングでもスウェーデンとノルウェーが首位に並んでいる。
「日本では結婚前の同棲はケジメがないとか言われることもあったり、社会的にまだまだ認められていないのよ」とスウェーデン人の友人達に言うとびっくりされる。
同棲が社会的に認められているスウェーデン。
スウェーデン語ではSambo(サンボ)といい、Sam=一緒に、bo=住む、つまり同棲という意味なる。
彼らにとって結婚も同棲も手続きを踏まないだけで同じ意義を持つ。
同棲のメリットを友人達に聞いてみると、
「離婚の手続きを踏むのは相当面倒だから、離婚するくらいだったら同棲をして同じ生活をした方が合理的。」
「結婚は同棲よりも多少ロマンチックなだけかも。」
との答えが返ってくる。別れるのが、どうやら前提らしい。
つい最近スウェーデン人のCくんが、3年間同棲していた彼女と別れた。
理由を聞くと、「彼女は結婚をしたがっていたんだけど、僕はまだそういう気になれなかった」らしい。
すかさず「結婚と同棲は同等なんだから、あなたはバツイチみたいなものね」と意地悪な冗談を言うと、「いや、違う。結婚するのと同棲するのは全然違うんだ!」と猛反論された。
ちょっと待て。スウェーデンでは結婚と同棲は同等のはずだったのでは...。
こうやって本音を聞くと、その定義はかなり疑わしい。
でもこの言い分、同棲カップルから何気なく聞かされる不満の数々にぴったり一致する。
同棲をしているフランス人の友人達も、どちらかが結婚をしたがっていないカップルだったりする。
例えばフランス男Pくんは彼女と7年付き合い、そのうちの3年は同棲している。
彼はこのスタイルで満足している、というより結婚に踏み切る様子が全くないが、ガールフレンドのフランス女K嬢は結婚しない彼に不満を抱えている様子。
K嬢と飲みに行く機会があり、女同士4人で集まると当然ながら恋愛ネタが炸裂する。
同棲婚に否定的なブラジル人のC嬢が一言。
「同棲から結婚に持ち込むのは至難の技よ。同棲しながら結婚生活をしちゃってるんだから。」
そのブラジル人C嬢は、その会合から1年後に結婚した。
例を挙げだしたらキリがないが...。
10年間同棲し2人の子供を儲けたが、会社の同僚と恋愛関係になり、同棲を即解消して結婚してしまった35歳のフランス女もいた。
その噂を聞いたのが1月で、スイスでの挙式が6月だったから、本当に早業である。
ちなみに。相手のフランス男も同じく同棲婚を素早く解消して、挙式の準備を進めていたというんだから、ただただ驚くばかり。同棲は結婚と同等のステイタスが与えられていると聞いてはいるが、結構簡単に解消できるんだなぁとしみじみ感じた例だった。
お互いを束縛せずに自由な生活がしたい、結婚をしないスタイルの方がお互いを刺激し合えて良好な関係が築けるというカップルもいる。
そのまま30年も同棲婚を続けているカップルもいる。
愛の形はそれぞれ。でも結婚が目標であれば、同棲はやや遠回りな方法であることは間違いない。
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こうやってスウェーデンやフランスの同棲事情を色々と聞かされてきたが、共通して見えるのは男女が対等な関係であること。
女性の社会的地位がきちんと確立されていないと、結婚の代わりに同棲(婚)というスタイルを選ぶのは厳しいかもしれない。
結婚という安全な傘に守られなくても、対等に平等に雇用機会が与えられ、社会保障が充実していれば、同棲して子供を産む事だって決してリスクの高い賭けではないはずだ。
事実、フランスにおいては一人分の給与額と国から支給される3人分の補助金が同額になるらしい。
養育費の為だけにシングルマザーが必死になって働く必要はない。
加えてスウェーデンの学校教育はヨーロッパでも例を見ないシステムで、義務教育以降の高校、専門学校、大学、大学院に至るまで学費がかからない。(教材費はかかる。)また在学中に子供を出産した女子学生、もしくはその夫、パートナーにも産休、育児手当が支給される。
そして冒頭に上げたオックスフォード大学の研究結果によると、家事の役割負担に協力的な平等主義の男性の割合が多い国に住む女性が、最も結婚、同棲をしている率が高いという。
男女の役割負担や家事・子育てに関する責任の所在についての考え方に、関連性があると言えるかもしれない。
Tokyoアテンド 最終日
21:00@六本木
Happy Friday! でも明日正午の便でスウェーデンに帰国してしまう、かなり寂しい東京アテンド最終日。
ということで、Havana cafeで待ち合わせ。今日一日は思いっきり騒いで、寂しさを吹っ飛ばそうという意気込みで長い長い夜がスタート。
まずはモヒートで乾杯。
モヒートにはうるさい私ですが、日本で飲めるモノの中では合格点。でもちょっと薄いかな。
こんなに毎日一緒に過ごしていても話題が尽きることのない仲間は貴重かも。
同窓生でも同僚でもなく、住んでいる場所も国籍も職業も全く違う友人達が集まって話す内容は、それぞれの国の文化、政治、ニュース、旅行、映画、今日の出来事、たまに恋愛ネタ。
そんなところでしょうか。
そうそう、世界における無宗教国家は日本が断トツ1位かと思いきや、なんとスウェーデンが1位なのだそう。
Cくんの話では今や国民の85%が無宗教者か無神論者で、生まれると自動的に宗教に属してしまう為、無宗教者となるには役所で書類に正式にサインをしなくてはいけないらしい。彼も最近署名してきたばかりだとか。
ちなみに、無宗教者の比率で言うとトップ3はスウェーデン、デンマーク、ノルウェーの北欧3国。
無神論者の割合ではベトナムについで日本が2位。
総合では、1.スウェーデン 2.ベトナム 3.デンマーク 4.ノルウェー 5.日本なんだって。
そして話はアジアと北欧の精神的なものの考え方から、西洋医学と東洋医学の違いについて議論を交わしていくことに...
次はキューバリブレでskål (スケォール)。
この乾杯というスウェーデン語の発音が難しくて、耳で言語を習得することになれていない私はなかなか覚えられず、旅も終盤になってきてやっと口から出てくるようになった言葉。
習得した簡単スウェーデン語会話を並べていくとキリがないのですが、私なりに使用頻度が高かったスウェーデン語ベスト3は以下の通り。
第3位 tack så mycket (タック ソ ミケッ)
彼らの説明では文字のまま、Thanks so much. どうもありがとう。これって、ゲルマン語派の北欧から流れ込んだ言葉なのか、英語が語源なのか、第3国の言葉が大モトなのか分らないけれど、とっても似通っている言葉。
第2位 Var så god (ヴァ ソ ギュ)
これは、「どういたしまして」という意味。私が発音するとどうしても外人風のカワイイ発音になるらしく、彼らも思わず笑みを浮かべてしまう。その国の言語を真剣に話したいのなら、恥じらいを捨てて、耳から入ってきた通りに堂々と発音しないといけないなぁと、少しだけ反省。
第1位 skål (スケォール)
とにかく良く飲む私達の日常会話は、乾杯 & skål 。
多少なりとも興味を持ったスウェーデン語をこのまま放置しておくのはもったいない。私のつたないイタリア語程度にはスウェーデン語を習得してみようと...思ったり思わなかったり。笑
Swede(スウェーデン人)はいつもSwiss(スイス人)と間違えられるんだよね、そんなにマイナーなのか?なんてくだらない不満を言いながら、お酒の注文が加速していく...
そして3杯目はカイピリーニャ。うん、美味しい。
更に4杯目は少しトーンを落して、コロナを注文。
次はテキーラ!! といきたいところですが、まだ先が長いので自粛。
テキーラといえば、Mくんによるとスウェーデンには物凄い飲み方があるらしい。
世界的に有名なスウェーデンの元テニスプレーヤー、ビヨン・ボルグのコカイン吸引疑惑になぞり、
「鼻から塩を吸引して → テキーラをぐいッと飲み干し → ライムを口に含んだ後 → ラケットで飛ばす...」のだとか。
Cくんも初耳だったことから、皆がこうやって飲むわけではなく、ただのネタなのかも。笑
1:15頃@青山
ハロウィンコスチュームをつけて、ミッドタウンから西麻布の交差点まで酔い覚まし。
これからクラブに向かう人々なのか、六本木は同じように仮装した人達で溢れかえっていて、いつもと違った街の顔にテンションがあがりました。
六本木のメインストリートをいつもの男女4人で練り歩き、怪しい泥棒に扮したCくんを見て、道行く女の子達が騒ぐ。
「ねぇ〜見てみて!! あの人すっごくカワイイ〜!!」
それを翻訳してあげるとCくんの叫び声。
「Noooooo!! カワイイは困るよ!!! なんで恐がってくれないんだ?!」
ハロウィンで盛り上がる六本木に比べると、静まり返っている西麻布。
酔いも覚めたところで、タクシーに乗り込んで青山のクラブへ移動。
ここでは前の会社の同僚達と合流することになっていたのですが、電波が悪いうえにハロウィンで仮装した人ごみに埋もれて会えずじまい。
しばらくしてやっと見つかった時には、彼女達は六本木のクラブへちょうど移動するところでした。
残念。
ここのクラブにはキリンビールがあり、東京最後の夜はキリンビールを永遠と飲み続ける。
夜が深くなってくるにつれて音楽もハウスからテクノに移り、4時間近くノンストップで踊り続けました。
ロンドンに住んでいたころは、友人のDJ達の忠実な招待客として毎週末クラブに踊りに行っていた私。
(集客がよければそれだけDJ が手にする金額も増えるので、皆必死になって友人達に来てくれるように呼びかけているのです。)
お陰で、有名どころだとTurnmills, The Egg, Pacha, Fabric には本当によく通いました。
ロンドンのパワーがある音楽に酔いしれていた頃を思い出しながら、ここのクラブもかなりいいじゃない!! なんてスウェーデンの男の子達と生意気なことを言い合いつつ、4時半でクラブを後にしました。
5:00@築地
青山からタクシーを拾って築地へ。
かなり場違いな格好をしていることを自覚しつつ、築地市場とセリの様子を見学。
そしてこんな東京の遊び方も新鮮だったみたいで、疲れも眠気も一切見せずにお寿司屋さんへ朝食を食べに移動。
「KさんとAbbeyのお陰で、東京を思いっきり満喫できたよ!!! 本当に本当にどうもありがとう!!!!
今からプランを練っておくから、来年の夏、スウェーデンにまた遊びに来てよ!」
と、Swedish boysに言ってもらい、こちらも
「東京を一緒に遊べて、本当に楽しかったよ!! 絶対にまた会おう。そうだね、来年今度は私達がスウェーデンに遊びに行くよ!!」と涙涙のお別れでした。
7:00解散
(彼らは12時のSASの便で、コペンハーゲン経由スウェーデンへ)
Tokyoアテンド 4日目
7:30@Qフロント in 渋谷
3泊4日の京都旅行から帰ってきたSwedish boysと渋谷で待ち合わせ。
店名はすっかり忘れてしまいましたが、焼肉を食べに直行。
彼らから初日に沢山お土産を貰ったので、今度は私達から日本のお土産を渡すことにしました。
Kさんからは料理好きのCくんへ日本料理の作り方が丁寧に英語で書かれている本を。デザイナーのMくんには日本の風景やアートが満載の写真集をプレゼント。
私からは「キリンビールのジョッキグラスが欲しいんだけど、どこかで買える?」と質問してきた二人へまさにそのジョッキグラスをプレゼント。
これを手に入れるには意外に苦労しました...
まずは馬車道のキリンのビアホールに行って、売ってくれないかとお願いしたところ「グラスはレンタルしているのでお売りできません」とのこと。
どこで手に入るか尋ねてみると、「キリンビールさんに聞いてみてはいかがでしょうか...」と埒が明かない。
次に関内の業務用の酒屋さんに行ってキリンのジョッキグラスを売ってくれないかと頼んでみる。
やはり回答は「非売品なのでお売りできません」。
歩き疲れていたのでここで何とか決着をつけたいと、事情を説明して何とか譲ってくれないかと頼み込んでみた。すると「わかりました。取り寄せましょう。」とグラスを2つ確保することに成功!!
翌日に取りに伺い、かなりおしゃれに加工されたキリン一番絞りのジョッキグラスをプレゼントすることが出来ました。
そう、横浜出身の私は彼らにキリンビールの歴史やロゴマークの由来などを語り、キリンビールが一番美味しい!!と宣伝しながら、行く店々でことごとく振られ続け、3日目の温泉で初めて飲むことが出来たという特にCくんにとって思い入れが強いビールなのです。
サッポロとアサヒはスウェーデンにもあるそうなのですが、キリンは初めて飲むビールのよう。
お蔭様でKくんの中ではKirin<Sapporo<Asahi & Suntoryというランク付けになりました。
私達の共通の趣味は、「食べて飲んで喋って笑うこと」の様だというのが共通認識。気が付くと4時間以上も焼肉屋さんでくつろいでしまいタイムアップ。明日に続く。
Tokyoアテンド 3日目
8:50@新宿高速バス乗り場
前日から予想していた通り、あいにくの曇り空/時々/霧雨。
それでも週末なので東京から抜け出して河口湖に行こうと早朝から新宿の高速バス乗り場に集合。
ジャケット一枚で出かけたものの、思った以上に冷え込んでいたので、集合前に慌てて品川駅のコンビニでホッカイロを大量購入。体中に貼り付けてみると、ホッカイロの威力は実に素晴らしい。セーターを着込むよりも効果的で、内側から温まる!これってすごい発明だよね〜と感心しながら新宿に到着。
他のメンバーにもホッカイロを配ると、スウェーデンの男の子達も大喜び。初めて目にするホッカイロに大絶賛。北欧にあれば重宝するのにね、といいながらコレをお土産にすることを決定した様子。
9:20 in バス
1時間半のバス旅行も、他のお客様にご迷惑になることを承知でしゃべり倒して大盛り上がり。
他のお客様の為に小声で話すのが日本のマナーだと、道中彼らに教えてあげながら、それでも爆笑だけは抑えられず...皆様失礼致しました。
途中紅葉が美しい山々を潜り抜け、東京にはなかった大自然にうっとりしていううちに、河口湖に到着。
10:50@河口湖駅
河口湖では静岡在住の友人と待ち合わせをして、彼女の車でドライヴ開始。
といっても、車の中からは何も見えない!! 霧から雨に変わり、富士山はもとより、湖畔さえよく見えない! 晴れていたら絶好の富士山鑑賞が出来た季節なだけに、残念。
今日ばかりは晴れ女の私も沖縄辺りをうろついていた台風には勝てませんでした。
12:00頃
富士急ハイランドに行っても、天候不良により運転しているのはフジヤマのみ。当然2時間半待ち。
ということで富士急案は断念して、まずはご飯を食べに「ほうとう」で有名なお店へ。
寒い日に食べるとほうとうがより一層体にしみて美味しい!
お店の雰囲気もガラス張りで開放感があり、美しい紅葉を見ながらお座敷でのんびりとくつろぎながら、次の目的地を決定。
せっかく来たのだから、富士山の5合目まで行こう!!
14:30頃
乗り物の中で妙に盛り上がる習性があるのか、音楽をかけて皆で踊りながら、あっという間に5合目に到着。
晴れていたら感動的な景色を見れただろうなぁと、つくづく残念。小雨が降りしきる中、富士山の中腹に来たことを記念してフリスピーをしてみたり...。それなりに楽しみながら休憩所へ。
焼きたてのメロンパンが、ほのかに甘くて柔らかくて美味しかったです。
1時間くらい休憩所で過ごし車に戻ってみると、なんとバッテリーが上がっていました...。
車内のライトをつけっぱなし&鍵のかけ忘れという信じがたい状況がここに。
運転免許保有の女子3名が右往左往していると、こういう時にこそ役立つ男子2名。
Mくん 「ブースターケーブル持ってる?」
Aちゃん 「え、何ケーブルって?! そんなの持ってないよぉ。泣」
Mくん 「じゃ、隣の車にちょうど人が乗っているからお願いして借りてきてくれる?隣の車からバッテリ
ーを充電させてもらおう。」
ということでAちゃんが交渉に行くと、隣の若いカップルがAちゃんの泣き顔を見て快く対応してくれました。
ここからはメカニックに強いCくんが配線を担当し、私達は通訳をしながらあっという間に解決。
日本の教習所では習わなかったなぁと思いながら、いい機会なので配線の方法をしっかり習得しておきました。
1. まずはケーブルが届くようにバッテリーが上がったAちゃんの車と救援の車をちょうど向き合うよう
に移動させる。
2. バッテリーが上がった車と救援の車のプラス(+)端子同士を赤いケーブルでつなぐ。
3. 救援車のマイナス(−)端子を黒いケーブルでつなぎ、今度はバッテリーが上がった車のエンジン
ブロックの金属部分につなげる。火花が出てバッテリーから出るガスに引火するのを防ぐ為なの
だそう。
4. 救援車のエンジンを掛けてもらい、それからバッテリーが上がった車のエンジンを掛ける。すぐに
エンジンがかかって一安心。
5. エンジンを止めずに、マイナス端子からケーブルを外して、それからプラス端子のケーブルを外
す。ショートすると危険なので黒いケーブルから外す。
雨の中の富士山でこんな「ありえない」状況の中、快く引き受けてくれたカップルがに感謝。救援作業を手伝っていただけて、本当に助かりました!ありがとうございました。
それから淡々と配線作業をこなし、ものの10分程度でサクッとバッテリーを回復させたCくんとMくんに、頼りになる男の子像を見出した女性陣3人。男の子がいてくれて本当に助かった〜!! と心から思えた一瞬でした。
17:00頃
Aちゃんとは河口湖駅でお別れをし、私達は富士急ハイランド隣の温泉へ。
テーマパーク型の温泉に来たのは初めてでしたが、意外に面白い。
今日一日中雨に耐え、寒さに耐えてきたので、温泉に入りながら一日の疲れを癒せるのは至極の一時。露天風呂でKさんとあれこれ話しながら、雨が降っても結局は楽しめたから富士山に来て正解だったね、という結論で締めくくる。
19:00頃
館内で食事。皆で浴衣を着て、畳のお座敷へ。
ここでは有無を言わさず、初めての味を色々と挑戦させてみました。
キリンビールと枝豆、冷やしトマトから始めて、イカのしょうゆ炒め、馬刺し、モツ煮込み。
イカとタコの区別がつかないMくんに永遠と「たこは足8本、イカは10本」と説明を繰り返す傍ら、馬を食べるのかと驚くCくんにせっせと味見をさせ、正体を明かさずに「Come on, try it!」と食べさせたモツ煮込みに満足するスウェーデンの二人。モツを食べて、「これはカエルじゃない?!」 と言っていたCくんに「牛の胃腸だよ。」と話すと、・・・・・・。
馬を食べたことが衝撃的で、帰国したら早速皆に話すのだそう。まさに、馬刺しがお土産話に。
そしてメインのカレーライスが出てくると、美味しいと絶賛。一粒も残さず、ぺろりと平らげてしまいました。インド人も絶賛する日本のカレーライス。ソースと醤油の力は偉大なり。
21:00頃
案の定、新宿行きの終バスを乗り過ごした私達はタクシーへ富士吉田駅へ。Cくんがコンビにで買い込んでいた4本のキリンビールで乾杯しながら大月駅行きの電車をホームで待つこと20分。3時間もあれこれ電車を乗り継いで帰路へつきました...
Tokyoアテンド 2日目
アテンド2日目は、彼らのリクエストで原宿からスタート。
14:00@原宿駅
ゆっくりと14時に駅で待ち合わせをして、竹下通りを歩くことに。
私自身も10年ぶりくらいの竹下通り散歩でしたが、女子中学生のメッカだったような覚えがあります。世界の注目が集まっている原宿ファッションストリートとというだけあって、外国人観光客が非常に多く、この10年で観光地としての東京、原宿の人気が一段と上がっているのではないかという印象を受けました。
竹下通りのちょうど真ん中に差し掛かった頃、念願のゴスロリのgirlsに出会えて早速写真撮影会。
彼女達も気持ちよく応対してくれて、こちらも思わず笑顔に。お土産を買ったり、ハロウィンのコスチュームを探したり、人ごみを掻き分けながら竹下通りは終了。
14:40頃@表参道
ランチは表参道でラーメン。
久し振りに食べたこのお店のラーメン。何となく味が落ちたか、それとも私の味覚がずれていたのか、個人的にはあまり満足のいく味ではなかったのが残念。
まぁ、一緒に行ったメンバーは喜んで食べてくれていたので、ホッと一安心。
餃子は全員で絶賛。
餃子とカレーってどういう訳か外国人受けが物凄くいい。この2品はホームパーティーにも必ず入れ、何十人分作ってもすぐになくなってしまう横綱メニュー。
15:30頃@裏原宿
古着屋さんで買い物がしたいというリクエストに応えて、CHICAGOへ。
店内をくまなく探し回って、体一杯に洋服を抱えて試着室へ。
男の子2人の買い物を女の子2人が永遠と待ち続けているという、逆の現象が起きていましたが...旅行なので仕方がない。笑
1時間弱を費やして、結局体の大きい二人組みの購入したものは、ネクタイ、スカーフ、キャップ、マフラー等。
16:45頃@青山
その後は散歩をしながらカフェに移動。
kくんがスウェーデンにはないアメリカンコーヒーに興味を持って、注文。
感想は「うっ、お湯だ〜!」と驚いていました。
フランスでcafeを注文してエスプレッソが出てきたのと同じ衝撃かしらと思いながら、「そう、アメリカンコーヒーってそういうもの。薄いの。」とだけコメント。以後彼は迷うことなく、コーヒーを注文していました。
カフェで1時間半も話し込んでしまって、気付いたら18時15分。
屋形船の時間に間に合わないかも!!
と焦り、勝どきまでタクシーで移動するより地下鉄のほうが確実だろうということで、とにかく走って走って、走りまくる。
本気で走っていたのでかなり異様な光景だったと、振り返ってみると笑ってしまう。
電車の吊り広告に移っている週刊誌を賑わせている女性達に興味深々の彼ら。
肩をあらわにしている女性達の説明を求められ、セクシーショットが袋とじになっているのだとご丁寧に説明を重ねているうちに、気がつくと電車中の注目の的に。4人で赤面し、ちょうど乗り換え地点に到着したので全速力で大江戸線へ乗り換え。必死に「走る」この姿を彼らはTokyoスタイルと呼んでました。
19:00@勝どき
屋形船では幅広い年齢層が集まった団体の方々とご一緒させていただいて、ケーキをご馳走になったり、歌を歌ったり、肩を抱きながら踊ったりと、この上ない楽しい時間を過ごすことができ、彼らと一緒の屋形船に乗れたこと、すごくラッキーだったなと思っています。
例え言葉は通じ合わなくても、飲んで、食べて、歌って、踊って、盛り上がること。知り合ったばかりの人々と大笑いしながら時間を共有すること。
こういう基本的な楽しみ方を、自分自身すっかり忘れてしまっていたような...。
もっと明るく楽しくオープンに、人との出会いを大切に、肯定的な生き方をしてみようと、ちょっと大げさ? な決心をした屋形船でした。
10:30頃@汐留
この界隈ではよくTwenty Eight, Peterを利用していたのですが、それぞれ28階&24階でせっかく夜景を見せるならもう少し高いところからと、41階のMAJESTIC に移動。
お酒の味は多少落ちるけれど、店内の暗さと混み具合、夜景のバランスはそれなりによく、気軽に使える感がちょうどいい。
職場が42階だったこともあり、女らしくもなく夜景にはさほど感動もしない私ですが、暗く黒い家具で統一された店内で友人達とお酒を交わしながら見る夜景は特別で、職場とは違う温かみを感じ取ることができました。
東京の夜景はヨーロッパのそれとはまた違い、蛍光灯の白さが集まってダイヤモンドをどこどこまでも散りばめたような輝かしさがあり、華やかな印象を受けます。ヨーロッパのオレンジ色の素朴な夜景とは一線を画していると思っています。
もちろん初めて見る東京の夜景にSwedish boys も喜んでくれて、lost in translationの雰囲気を味わってくれたことだろうと思いながら、明日は朝早くに集合なので、本日は12時半に解散。
Tokyoアテンド 1日目
スウェーデンから遊びに来たとってもチャーミングな25歳のMくんとCくんを東京アテンド。
5年前からの友人でスウェーデンに遊びに行った時には2都市をアテンドしてもらって楽しい思い出を作ってもらったので、今回は一緒にスウェーデンに旅行に行ったKさんと一緒に腕によりをかけて企画をしました。
東京を全く知らない外国人との待ち合わせ場所は悩みどころ。
195cmのMくんならば、4丁目の交差点の雑踏の中でも私達が見つけられやすいだろうと見込んで銀座三越のライオン前で待ち合わせ。
待ち合わせ前に銀座のOnsen(銭湯だと思われる)に行ってきた!!と興奮気味の彼らを連れて移動。
外国人受けのする日本料理と言えば「権八 西麻布」。でもこれまで何人もの外国人旅行者を連れて行きすぎて個人的に飽きてしまったので... 。8割外国人が占める「権八」ではなくて、今回はもっとコアな日本を案内しようと居酒屋へご案内。
まずはコリドー街の立ち飲み「マルギン」へ。
ここは初めて来たお店ですが、なかなか面白い。昭和な雰囲気が作りこまれた感は多少ありますが、イギリスのパブに対抗できる安くて気軽なスタンディングバー(立ち飲みやですね。笑)でした。
7時半頃でしたが9割埋まっていて大繁盛。レトロで遊び心がある店内を見渡して、彼らも 「Oh yeah, that's what I want!!」 と大喜びしてくれました。
ここではハイボールと枝豆を注文。
彼らは興味津々のハイボールを口にして、難しい顔を浮かべ、「うーん、まあまあ。」(想像:美味しくない)と。まぁ、ちょっと薄めのハイボールでしたが、こんなもんでしょう。
茹でたてでお塩がまぶしてある枝豆には賞賛の嵐。
1時間くらい立ち飲みをして、居酒屋に移動。
ここも初めてだったのですが、掘りごたつのお座敷の席を予約して銀座の「えん」へ。
チェーンの居酒屋ですがしっとりと暖かい雰囲気で、天井が高く開放感があり、高級感が演出できるお店です。
コストパフォーマンスが非常に高いので、これだけの雰囲気があれば合格点です。
「I wonna try Japanese Fondue.」ということだったので、豆乳しゃぶしゃぶを注文。
豚肉を豆乳でじっくりと暖めてお野菜を蒔いてポン酢につけて食べる。さっぱりとしていて美味しかったです。
他にも沢山頼んで、沢山飲んで、沢山笑って、楽しい一日目は終了。