『ザ・シークレット』を読んで
世界中でヒットしているベストセラーの『ザ・シークレット』。
映画sex and the cityで、海辺で一人サマンサが読んでいた本がコレ。
このままの自分でいいのかと悩んでいた彼女に読ませたというちょっとした演出。
私にとってはネガティブ思考を食い止めるいい教科書になっている。
「自分の人生は、自分が今までに抱いてきた思考の結果である。つまり、自分の人生は考え方や感情を変えさえすれば、完全に変えてしまうことも可能である。」
という理論を、丸ごと一冊割いて繰り返し説明している。
そう、内容はたったこれだけ。こういう手法が洗脳であり、そうさせることによって読者の深層心理にじわりじわと影響を与えていこうとする狙いが見て取れる。
それはさておき内容は、ポジティブなマインドを育てるには役に立つものばかり。
例えば、
「感謝すること」こそが人生により豊かさをもたらす。
「こうなって欲しい」という状況を頭の中で想像し、それを視覚化すること(ビジュアライゼーション)が、現実化させる近道。
といった風に・・・こうなって欲しいと強く願うことによって、「引き寄せる」ことが出来るらしい。
本を読み終えた時、何だか宗教じみているなぁというのが正直な感想だった。
でも宗教と言えば、小さい頃は神様にお祈りをしてから眠るのが習慣だったことを思い出した。
幼稚園から高校までカトリックの学校に通っていた私は、クリスチャンではないがキリスト教の影響を強く受けている。
まぁ、神様とえば仏様ではなくてキリストを思い浮かべる、程度のレベルであるが・・・。
それでも学校では朝のお祈り、いただきますのお祈り、ごちそうさまのお祈り、帰りのお祈り、その延長で勝手に就寝前のお祈り、とお祈り三昧の日々だった。
習慣って本当に恐ろしい。これを何とも思わずに繰り返してきた。
就寝前のお祈りと言っても、
「神様、家族がいつまでの元気で長生きできますように。」とか...
「どうか〇〇大学に合格できますように。」とか...
飢餓で苦しんでいるアフリカの子供の話を先生に聞いてからは、
「世界中の人々が平和で幸せに暮らせますように。」というお祈りしたこともあったが...
基本的には何とも自分勝手なお願いばかり、他力本願の14年間だった。
でもこうやって心の中の「神様」にお祈りする、つまり強く願うことによって、そうなって欲しい現実を引き寄せているんだなと思ったりする。
小学生4年の時、NY証券取引所の光景をテレビで見て、将来そういう場に身を置いてみたいと漠然と思い描いていた。
小学校6年でマライヤキャリーのアルバムを買い揃えて、英語の歌詞を片手に一生懸命歌を覚えたり...
中学2年でイタリアサッカーに興味を持ってラジオ講座でイタリア語を勉強し始めたり...
中学3年でフランス映画にハマり、毎週土曜日フランス語の授業を学校で受けたり...
結局、高校3年生の時、将来は翻訳家になりたいと思って英文科に進学しようと決めた。
それから10年。
キリスト教とは無関係の大学に進学したこともあって、「神様」にお祈りすることをすっかり忘れてしまった。そう、何かを強く願うことをやめてしまった。
その結果(?)、小さい頃に興味を持った対象を軸にどれも中途半端に達成してきた感がある。
何だか物足りなさを感じる。
もう一度、何かをを夢見て、達成することを願って努力し、自分の人生に引き寄せることを信じてみようかな、とこの本「ザ・シークレット」に後押しをされた。
「何となく」ではなくて「目標」ある人生に。
最後に。
でもこの「ザ・シークレット」は、やっぱりちょと宗教的。
のめりこむのは要注意。
【抜粋】
あなたが自分が希望するものへと思考を変換し周波数をかえられたかどうかは、自分の感情を観察していれば、確認できます。[引き寄せの法則]はその新しい周波数を感知し、それに同調して、新しい人生の姿としてあなたに返してくれるからです。
つまり、あなたは、自分の気持ちを活用することにより、念願を達成する為の爆発的な力を得ることが出来るのです。
あなたは自分の気持ちを利用して、より力強い波長を放射することが出来ます。自分の欲するものに対して感情移入することが大切です。
フランス世界遺産の都市 Provins-プロヴァン-
南フランスのプロヴァンス(Provence) とうっかり間違えてしまいそうな地名ですが、全く別のプロヴァン(Provins)は2001年12月にユネスコの世界遺産に登録された中世市場都市。
パリから東へ約100キロに位置し、車だと高速を飛ばして1時間半程で着いてしまう。結構近い。
プロヴァンの街の丘の上には旧市街地があり、城壁に囲まれたこのエリアは中世の歴史的建造物がそのまま残っている。
豪華絢爛なモニュメントや建築がない分観光地化されておらず、中世の街並みが完璧な形で保存されているのが驚きである。パリから近い割りに観光客が少ないのも、魅力。
というのもこのプロヴァン、たまたま近くで週末を過ごしていてフラッと立ち寄ったところ。
スーパーで買出しをしたり、ビールを飲みに来たついでに寄ったら、思いのほか美しい街並みで驚いてしまった。
新市街地を抜けて旧市街地の入り口に到着。長い上り坂rue st. Thibaut(サン・チボー通り)を上りきると、Place Chatel(シャテル広場)が現れる。ここにはレストランやカフェが集まっていて、ちょっとした賑わいを見せている。広場の周りには古い木組みの家がそのままの姿で残っていて、12〜13世紀に繁栄した街であることをうかがい知ることが出来る。
カフェや中世の歴史書物を扱う書店等が並ぶ広場の一角を越えて、何もない広い道を歩くこと10分で旧市街地を取り囲む城壁に到着。丘の周囲を5キロに渡って切り立った城壁が続いていて圧巻。
最盛期の12〜13世紀にはこうやって敵からの攻撃を守り抜き、更には14世紀以降の衰退によって、街並みがいい具合に保存され続けてきたとは、世界遺産の誕生秘話を垣間見たような気分に。
↑ 12世紀に建造されたセザールの塔(Tour César)
シャンパーニュ伯爵家の権力の象徴として建立され、セザール塔の屋上からは中世の街並みが一望できる。
さて、中世の雰囲気を色濃く残すこの旧市街地で6月に開催される中世祭り「 fête médiévale de Provins」。これまた中世風のコスチュームに身を包んで、というか中世の人になりきってお店を営業していたり、お城をうろついたり、街中が中世の人々でごった返す。
スゴイの一言。まさにロード・オブ・ザ・リングの世界。
テンプル騎士団が突如現れたり、楽隊が音楽を奏でいていたり、ペスト患者に扮した人達が徘徊していたり...
10分位歩いて丘を下りれば、新市街地に到着。普通の光景が広がっている。
普通と言っても19世紀から続く街並みではあるが...
銀行もスーパーもパン屋さんも普通にある、旧市街地にはなかった生活感が出ているフランスの地方都市といった感じ。石畳が敷き詰められ、小川が流れ、趣のある家々が立ち並び、教会が至る所に見られ、長閑で非常に美しい街並み。
この一角にあったおじいさんが経営する「古き良き食料品店」という雰囲気のあるお店で、チーズやワイン、プロヴァン名物のバラ蜂蜜等を購入。
そしてこの街を離れると、どこどこまでも続く田園風景...
とにかく広大な敷地に物を言わせて、馬を散歩させている人がいたり、イノシシをペットにしている人がいたり。しかもそのイノシシは、イノシシ狩りでお母さんイノシシを仕留めたらお腹の中に赤ちゃんがいて...育てることになったそう。チョコレートが大好物だとか。
ヨーロッパの不思議ネタ
☆ ヨーロッパの洗濯機は少な目の温水で洗う設定になっている。最低温度も30度とかだったので、衣類の色落ちに注意が必要。「60度以上の温水でないと殺菌できない」と言うヨーロッパ人が多い。これにはきちんとした訳がある。
日本と違い水の成分が硬水である為、洗剤を溶け易くするという理由から温水洗濯機が昔からの習慣になっている。洗濯の時点で殺菌されているので、部屋干しが普通になっている。
冷水での洗濯、外干しが当たり前の日本とは逆の手法。
☆ ヨーロッパの人々が驚いていたこと。
日本では電車が遅れると、駅員が「ご迷惑をお掛けして大変申し訳ない」と謝罪するらしい!と。
そして、それが「たったの2,3分の遅れでもだ!」と。
時間に厳しそうに見えるイギリスでさえ、5分送れるのは当たり前、電車の行き先が変更されることも良くある。イタリアやフランスの田舎町なんか、「今日は電車の運行を取りやめます。」「今日はこの駅には止まりません。」なんていうアナウンスも日常茶飯事。
↑ Canary Wharf station
<イタリア&スペイン編>
☆ イタリア人はエスプレッソマシーンを洗剤で絶対に洗わない。味が落ちると信じている。
☆ イタリアの公共のトイレにて。便座がない・・・!汚いからって誰も座らないなら、最初から外してしまおうというこの心構え。さすが。
☆ イタリア人やスペイン人、ブラジル人やメキシコ人の女子、つまりラテン系の女子とと待ち合わせをすると必ず遅れてやってくる。彼ら曰く、待ち合わせの時間に外出の準備を始めるのだそう。彼女達と待ち合わせをする場合、30分位前に時間を設定してちょうど良い。
☆ ラテン系の男性は自分の身長をとりあえず180cmと表現する。どうみても175cmだろうというスペイン人や、182cmの男性と並ぶとガタン下がっているのに180cmだと言うイタリア人等など・・・。
☆ イタリア人の男性は、皆が皆お料理上手。ところが結婚したとたん、女性に選手交代するのだとか。マンマのご飯が一番なのかなぁ。
☆ ルパン三世好きのイタリア人が多い。イタリア語版のルパン三世の主題歌を歌ってくれたり。お隣フランスはドラゴンボールのフランス語版主題歌を歌ってくれたり。小さい時にテレビで見て育ったんだろうなぁ。
☆ コロンブスをスペイン人だと思い込んでいる日本人が多い。イタリア人に怒られることに。
☆ スペインのレストランにて。テラスでお茶をと思い入ってみると、「お茶だけなら店内へ。テラスはお食事のお客様のみご利用できます。」と。店内は閑散、外は相席、という日本とは逆の現象が起きている。ま、これはどこの国にいってもそうだけど・・・。
↑ 建築だけではなく、あの電灯もガウディ作。
<フランス&スイス編>
☆ スウィーツ大国フランス。ところが、ケーキ屋さんに保冷剤がない。どうやらこの国は、わざわざ美味しいケーキを求めて遠方まで足を運ばないらしい。近所でケーキを買うのが常識で、美味しいケーキを食べたければ近くに住めと言うことか。。。
☆ フランス人曰く、「レストランで食べきれず残してしまうのは、《お腹一杯になりました、ありがとう》という意味。ソースまでキレイに食べきってしまうと、《全然足りないよ。もっと持ってきて》というサイン」になるんだとか。笑 本当かな。
☆ 日本では日本人が外国人に道を聞くことは少ないのでは。しかし!フランスでもイギリスでも、どうみてもアジア人の私に道を聞いてくる彼ら。
☆ スイスにて。自転車専用レーンが道路の中央にある。危険よね。。。
☆ パリもロンドンも海が遠いせいか、公園にはやたらと水着を着た人達が。なんとしてでも日焼けしたいか・・・。
↑ Jurdin du Palais royal
イギリス&北欧の不思議ネタ
☆ 大雨にならない限り、傘をささない。
その大雨になると、ゴルフ傘をさした男性が頻繁に出没する。こんなに雨が降る国なのに、傘売り場がない?! その代わりに折り畳み傘率高し。そう、雨が降りすぎて常に折り畳み傘を持ち歩いているから傘がいらないのだ。
☆ パブにて。週末にもなると、パブの外まで人であふれ出して、バス停のベンチや路駐してある車の上をテーブル代わりにしてビールを飲む。
☆ イギリス人は冷たいビールにこだわりを持たない。生ぬるくても、美味しそうに飲み干す。
☆ キッシュをイギリス料理だと主張するイギリス人。
☆ 紅茶のティーバッグに紐が付いていない。
更にティーバッグは包装されることなく、そのまま箱に詰められている。
持つ部分がなくて不便この上ない、と私なんかは思うが・・・。彼らは数分待って紅茶がよく出たところで、スプーンを使って取り出す。
イギリスのスーパーではトワイニング、フランスではリプトンが多数派。
☆ スーパーの紅茶セクションがめちゃくちゃ広い。
オーガニックブランドやお手頃ブランドを含めた10種類近いメーカーが数多くの種類やサイズを展開しているので、お気に入りのブランドを決めておかないと選ぶのも大変。
Coffee breakとは言わず、tea breakと言うだけあって、それだけ需要があるんだろうな。
そんな自分も常時5種類くらい揃えていたっけ。朝はレイディーグレイ、寝る前はカモミール、風邪気味の時はレモン&ジンジャーとか。
☆ スーツケースやベビーカーを押している女性が階段にさしかかると、必ず男性が寄ってきて手助けをしてくれる。これって小さい頃からの教育の成せる業なのかな。
☆ 次の人の為にドアを必ず抑えて待っているのが習慣。でも10mも先で待ってもらっていると、やはりドアまで走らざるを得ない。
☆ イギリスのサランラップは切れない。みんな手で引きちぎっている。だってさ、ギザギザ部分が紙で出来ているんだもん。
☆ バーやクラブにはゴージャスなトイレがあったりする。キャンディーや化粧道具、何種類もの香水等がきらびやかに所狭しと置かれている。そしてそこには必ずトイレおばさんorお姉さんが。手を洗うとタオルやティッシュを出してくれたり、チュッパチャップスを売ってくれたりと、トイレまで商業施設かしている。要チップ。ちなみにハロッズのトイレは1ポンド。トイレおばさんが赤ちゃんの面倒まで見てくれたり、水を出してくれたり・・・(微妙なサービス)。
☆ Look left, look right表示。イギリスの横断歩道にはこのどちらかが記載されていて、車が来る方向を確認しながら、赤信号でもお構いなしで歩いてor走って渡る。信号機の意味はあまりない。そんなにせっかちな国民ではないんだけどな。
<北欧編>
☆ デンマークでもスウェーデンでもノルウェーでも、母国語なのではないかと思う程、100%英語が通じる。コンビニの店員から道行くおじさんまで、誰もが気軽に英語で応対してくれる。すごいなぁ。
☆ デンマークにて。スウェーデン人の友人がスウェーデン語で話しかけ、店員さんがデンマーク語で返答する。お互いほとんど理解出来ているらしい。
☆ スウェーデンのバスにはかなり広いベビーカー専用のスペースがある。そこが開いていないと、次のバスを待つことに。この国では少子化とは無縁と思われるほど、沢山の赤ちゃんを街で見かける。
☆ 平均身長が諸外国に比べて圧倒的に高いスウェーデンでは、トイレは位置が高い。背が低い人は届かないんじゃないかな・・・。
☆ スウェーデンには乾燥剤がない。もともと乾燥しているからいらないらしい。
☆ コペンハーゲンでの自転車率は一時の中国並みである。自転車が生活の一部になっていて、自転車専用道路も充実している。国会議員も自転車で通勤しているらしく、まさにエコ先進国。
↑ コペンハーゲンの街並み
七里ガ浜のAmalfi
湘南の海を眺めながら、カラッと晴れた最高の天気に乾杯!
本当はテラスに座って眺める海が最高なのだけれど、とにかくめちゃくちゃ暑いので今日は店内へ。
店内からでも青い海を十分満喫できるので、ビールを片手に快適な一時を過ごすことに。
コースではなくアラカルトでアペタイザーをいくつかお願いして、ワイワイと盛り上がるのがお約束。ひとしきり食べて飲んで、最後にそれぞれパスタを注文して落ち着くというカジュアルなスタイルが好きなのです。
海辺でお食事をしながらくつろげるのって最高の贅沢。
リフレッシュするには最適なレストランです。
何を想っているの?
望郷の念に駆られているのか、それとも生きることに歓びを見出せないでいるのか。
目には薄っすらと涙を浮かべているようにも見えた。
じっとうずくまったまま動かないゴリラを見て、動物園のあり方を見直すべきではないかと考えてしまう。
動物は本来、広い生活領域を持ち、自然の中で餌を探す。強いものは生き残り、弱いものは淘汰される。それが在るべき姿であり、そうやって生きてこそ「動物」と言えるだろう。
彼らを生息地から捕まえて、コンクリートの狭くてガラス張りの檻に入れて見世物にするのは、ちょっと違うのではないか。生きた動物、というより「標本」に近い気がする。
動物から見て幸せな環境を作ってあげること。なるべく自然に近い形で、且つ人間との距離を適当に保つこと、動物の医療福祉を整えることなど、動物園を運営するからにはもう少し厳しい制度を作ってもいいのではないかと思う。
イギリスでは英国動物園免許法なる法律があり、動物園を設置する際には自治体に許可を求めなくてはならないという。だが動物園先進国のイギリスでさえ、動物は幸せそうではない。
というのも、上の写真はLondon Zooで撮った一枚。
全ての国がアフリカのサファリのように、山手線の内側よりも大きな、自然のままの動物園、というか記念公園を作れる訳にもいかない。
動物園の是非、難しいテーマよね。
Today is so yesterday.
確かに。
言われてみれば・・・「今日」はもう古い。「今日」はこれまで頑張ってきた成果、今までの行動の結果に過ぎない。明日の為に、将来の為に新しい現実を創造しないといけないのかも。
今日やるべきことは、明日の現実を変えること。
インテルのウェブサイトをチラリと見たら、こんな言葉を発見して・・・ピピっと来てしまいました。
深いなー
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