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フランス世界遺産の都市 Provins-プロヴァン- 

中世の世界遺産都市フランスのプロヴァン。
南フランスのプロヴァンス(Provence) とうっかり間違えてしまいそうな地名ですが、全く別のプロヴァン(Provins)は2001年12月にユネスコの世界遺産に登録された中世市場都市。
パリから東へ約100キロに位置し、車だと高速を飛ばして1時間半程で着いてしまう。結構近い。
プロヴァンの街の丘の上には旧市街地があり、城壁に囲まれたこのエリアは中世の歴史的建造物がそのまま残っている。
豪華絢爛なモニュメントや建築がない分観光地化されておらず、中世の街並みが完璧な形で保存されているのが驚きである。パリから近い割りに観光客が少ないのも、魅力。
というのもこのプロヴァン、たまたま近くで週末を過ごしていてフラッと立ち寄ったところ。
スーパーで買出しをしたり、ビールを飲みに来たついでに寄ったら、思いのほか美しい街並みで驚いてしまった。

新市街地を抜けて旧市街地の入り口に到着。長い上り坂rue st. Thibaut(サン・チボー通り)を上りきると、Place Chatel(シャテル広場)が現れる。ここにはレストランやカフェが集まっていて、ちょっとした賑わいを見せている。広場の周りには古い木組みの家がそのままの姿で残っていて、12〜13世紀に繁栄した街であることをうかがい知ることが出来る。

カフェや中世の歴史書物を扱う書店等が並ぶ広場の一角を越えて、何もない広い道を歩くこと10分で旧市街地を取り囲む城壁に到着。丘の周囲を5キロに渡って切り立った城壁が続いていて圧巻。
最盛期の12〜13世紀にはこうやって敵からの攻撃を守り抜き、更には14世紀以降の衰退によって、街並みがいい具合に保存され続けてきたとは、世界遺産の誕生秘話を垣間見たような気分に。




↑ 12世紀に建造されたセザールの塔(Tour César)
シャンパーニュ伯爵家の権力の象徴として建立され、セザール塔の屋上からは中世の街並みが一望できる。

さて、中世の雰囲気を色濃く残すこの旧市街地で6月に開催される中世祭り「 fête médiévale de Provins」。これまた中世風のコスチュームに身を包んで、というか中世の人になりきってお店を営業していたり、お城をうろついたり、街中が中世の人々でごった返す。
スゴイの一言。まさにロード・オブ・ザ・リングの世界。
テンプル騎士団が突如現れたり、楽隊が音楽を奏でいていたり、ペスト患者に扮した人達が徘徊していたり...

10分位歩いて丘を下りれば、新市街地に到着。普通の光景が広がっている。
普通と言っても19世紀から続く街並みではあるが...
銀行もスーパーもパン屋さんも普通にある、旧市街地にはなかった生活感が出ているフランスの地方都市といった感じ。石畳が敷き詰められ、小川が流れ、趣のある家々が立ち並び、教会が至る所に見られ、長閑で非常に美しい街並み。
この一角にあったおじいさんが経営する「古き良き食料品店」という雰囲気のあるお店で、チーズやワイン、プロヴァン名物のバラ蜂蜜等を購入。

そしてこの街を離れると、どこどこまでも続く田園風景...
とにかく広大な敷地に物を言わせて、馬を散歩させている人がいたり、イノシシをペットにしている人がいたり。しかもそのイノシシは、イノシシ狩りでお母さんイノシシを仕留めたらお腹の中に赤ちゃんがいて...育てることになったそう。チョコレートが大好物だとか。







| 小旅行 in France | 00:24 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

エンドレスなdinner

 
前回に引き続きアーカションでのあれこれを綴りたいと思います。

いつもこの地を訪れるときはシーズンオフで、実は水着を着て海やプールを泳いだことがないのです。
最高の季節に休暇で来ればまた違った印象を受けたのかもしれませんが、それでもオープンで暖かい雰囲気のこの街でのんびりと過ごすだけでも十分開放的な気分を味わえます。
マーケットなどで買出しをするのも結構楽しかったかな。

威勢のいいオリーブ屋のおじさん。写真を撮っちゃダメだよ!!なんて冗談を言いながら、しっかり笑ってます。


ムール貝を購入。

ここではいつも知人のお宅にお世話になっていました。
夜になるとサロンでアペリティフをいただきながらのおしゃべり。この日はフォアグラと甘い白ワイン。
私が大好きなのを皆知っているので、「もっと食べなさい!」と進められるがままに食べ続けました。既に腹七分目?
途中から男性陣が抜けて大量の生牡蠣を開けたり、ムール貝のワイン蒸しや海老のバスク風グリルを仕上げていくのです。こちらのお宅では(あるいはフランス人にとってはということなのかしら)、魚介類は男性の担当分野なのだとか。

準備が出来たらディナーテーブルへ移動。
席順もここのお母様が采配を振るって、あなたはここ、その隣はあなた、と決めていきます。
驚いたのが男女が交互に座って、恋人、夫婦は別々の場所へと引き離されるのです。
この家庭はいつもゲストが多く8〜14人位がテーブルを囲むのですが、初対面の人が隣に座ったりするとちょっとドキドキ。フランス語が堪能だったら不安にならないんだけど〜と思いながら、なんとか英語と拙いフランス語で乗り切っています。フランス語勉強しなくちゃ、と思う瞬間です。

アーカションは牡蠣の名産地ですから、新鮮で大ぶりで最高に美味しいそうです。
残念ながら私はアレルギーがあって牡蠣は食べられず、クラムや巻貝(みたいな貝)などをいただきました。

そして、このお宅の名物ムール貝のワイン蒸しと海老のバスク風グリルが登場。190センチもある大柄なご主人が豪快に作ったこの料理は、量も半端ない!
ムール貝なんか私ひとりで30個以上は食べた気がします。幸せですね。
粗塩で味付けした殻つき海老はとってもシンプル、バスク語で、ア・ラ・プランチャ(鉄板焼き)。
男の料理っていった感じですが、癖になるお味です。
ワインも赤、白、ロゼ好きなものを好きなだけ、といった自由な感じでした。

それだけでも十分なのに、この後メインのお魚料理がサーブされ、特製フレンチドレッシングがかかったグリーンサラダでお口直しをし、何種類ものチーズが載ったプレートが運ばれてきて、食後酒。
そして、デザートと紅茶。それからサロンへ移動して、モロッコのミントティーをいただきました。

18時くらいから始まって、終わったのは23時は過ぎていたと思います。
とにかく食事の時間が長いのには驚いてしまいます。ランチだって2、3時間は座っていますから。
フランス人にとって食事+家族や友人とのおしゃべりは生活の一部。
とにかく、長い長いディナーに最初は慣れなくて疲れきってしまいましたが、
慣れてしまえばなんとかなるもの。自分もお酒を飲んで、陽気にしゃべり倒すことが秘訣かも。

ちなみに私はこのお宅に1週間滞在して、4キロ太りましたけどね。


★★★☆☆

今回のディナーではないのですが、海辺のレストランにて。
生牡蠣、クラム、ウィットル、エビ、例の巻貝など、これで2人分。当たり前ですが、パリで食べるより
も断然新鮮で美味。

日本人の友人の中にはイマイチと言う人も。日本は美味しい魚介が豊富に取れる国ですからね〜!
見かけは豪華で珍しいですけど、舌が肥えてる日本人には物足りないかも?

レモンを絞って、トレイの下に置いてあるマヨネーズにつけて食べます。
クラムと、1センチくらいしかない黒い小さな巻貝っぽい貝が好きです。

夏はさすがに室内に移動されますが、通常これらの魚介類はレストランの外にストックされていて、担当の男性スタッフが黙々と盛り付けていきます。
極寒の海辺でカツカツと生牡蠣を開けていく様子に、タフだな〜と感心してしまいます。

    















| 小旅行 in France | 00:49 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

Duneからの絶景 in Arcachon

パリからTGVで3時間程でボルドーに到着。そこから西へ車で30分の海辺の町アーカションは、サルコジ大統領も別荘を所有している(らしい)魅惑のリゾート地。
ここを訪れたのはなんと4回!最初は2005年の10月でした。
クルーザーに乗ったり、ゴルフを楽しんだり、港の近くのレストランで新鮮な魚介をお腹一杯食べたり…。
そう言えば前菜で頼んだトリュフたっぷりのホタテのカルパッチョ、確か13ユーロ位だったかな。トリュフで覆われて見た目が真っ黒、今まで食べた中で一番迫力のあるカルパッチョ!
余裕で3人分はカバーできるビッグサイズの前菜でした。


↑ 高台から眺めた町並み

美しい街並み、青い穏やかな海、大西洋に沈む真っ赤な夕陽…。
その中でも特に思い出に残っているのがピラ砂丘の頂上から眺めた壮大なパノラマです。
ヨーロッパ一巨大なこのピラ砂丘は、(強い偏西風に吹かれて砂が舞い、日々形状が変動しているとのことですが)全長2.7キロ、幅500メートル、高さ140メートル程。迫力があります。

↑海側から見た砂丘


↑頂上から見下ろす森。

海側からやっとの思いで頂上に辿り着き、そこで目にしたのはどこどこまでも続く豊かな森。フランスで一番大きな森なのだそう。
裸足で感じる砂の温もり。やさしい海風。見下ろす海。背後に広がるとてつもなく大きな森。自然が紡ぐ豊かな光景はどこか神秘的で、現実と夢の境目があやふやになるほどでした。

砂丘の頂上で寝そべって森と海の力を存分に感じ取る、大自然に身を委ねることこそ最高の贅沢。
こんな至福の一時こそ、猛烈に働いた自分への最高のご褒美なのかもしれません。



★★★★★

登っても登っても辿り着かない頂上を見上げて、もう無理〜!!これで最後〜!!!なんて叫びながら…4回も来てしまいました。
青い海と、砂丘を挟んで見える緑の森のコントラストの美しさ&爽快さに毎回ノックアウト。

革靴を履いた白髪のおじいさんを頂上で発見するまで、階段の存在を疑わなかったけれど…。
どうやら山側に急な階段か何かがあるようです。
いつも海側からトライしていたので気が付かなかった〜!
登るキツさを考慮しても、星5つ。

| 小旅行 in France | 01:08 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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